有機農法も色々ある

一括りに、有機農業と言っても、色々な農法がありますよね。

私は、今まで、色々ネット情報の閲覧やら、本やらを読んできたのですが、知識を得ようとすればする程、有機農業には様々な考え方があり、標準化された物が無いことがよく分かって来ました。

その要因は、果たして何なんでしょうか。

  • 自然を相手にする仕事だから?
  • 同じ日本と言えど、土の質がその地域によって様々だから?
  • そもそもの目標が違う?

私の育ってきた製造業では、作業環境の変化を極力抑え、作業を標準化し改善を行い、品質を向上させてロスをなくし、作業効率を上げて利益を追求するという考え方で、仕事をしてきました。

この考え方に一番近いのは、ハウス栽培になるのでしょう。

なぜ農家を志すのか

今の私を含め新規就農者の大半は、生き方改革・働き方改革を求め、農業の世界に飛び込んでくるのではないでしょうか。

また、食の安全・安心を届けるという目標を掲げた人が、慣行農業では無く有機農業を志すのではないでしょうか。

しかし、現実の指標を見ると、大半の農家って全く儲からない商売をやっていることがよく分かります。

有機農法のスタイル

  1. 有機JAS認証有機農法
  2. 有機農法(家畜糞及び植物質使用)
  3. 有機農法(植物質炭素源主体)
  4. 不耕起栽培(自然農法)

位に分類されます。

1.有機JAS認証有機農法・・・有機JASの認証を受けた肥料を使い土作りを行い作物を栽培する農法。物質循環・生命循環についてはあまり意識していない。(主に法人)

2.有機農法(家畜糞及び植物質使用)・・・物質循環・生命循環を強く意識した農法。作物の育成に、家畜糞及び植物質を活用。(主に個人、一部法人)

3.有機農法(植物質炭素源主体)・・・物質循環・生命循環を強く意識した農法。緑肥を活用し、硝酸値の上昇しすぎを抑える農法。(主に個人)

4.不耕起栽培(自然農法)・・・物質循環・生命循環を強く意識し、自然の力のみで作物を育てる農法。(主に個人)

という理解です。

農業法人が実施しているのは、1・2になってくるので、必然的にこちらの農法が儲かるのでしょう。しかしながら、有機JAS認証には、莫大な費用がかかる為、個人新規就農者には、無理でしょう。

私は、必然的に、2・3・4を目指す事となります。

そんな時に思い出したのが、日テレ系TV番組「一周回って知らない話」に大泉洋さんが出演ていた時に、「農家集団・やまの会」の方々が紹介されていました。彼らは、不耕起栽培を行なっています。大泉さんは「旨味がものすごく濃くて食感もちゃんとありながら美味しい」と大絶賛されて、食事を取られていました。一番美味しい野菜を作る事が出来るのは、不耕起栽培に間違いない。

これは、「不耕起栽培をやるしかない!」と思いがちですが、これがなかなか難しいらしいです。生物多様性がしっかりとした土壌を、醸成・維持が出来ないと、不可能なようです。なかなか、簡単なものでは無いようだ・・・

まとめ

色々考えたのですが、知識ばかり先行し深く考える事ばかりするのは、止めようと思います。

私にとって一番必要なのは、経験値を上げ品質の高い野菜を作る事が、まず第一にしなくてはならない事だと改めて気付かされた今回の考察でした。